ホテルの照明
当時私が多く仕事をしていた有楽座、日本劇場(今はない)、帝劇(旧)、日比谷公会堂などの連絡電報・・・
これは、その地域の中心にあった帝国ホテルの中の郵便局(NTTの前身電信電話公社ができる前の逓信省の時代、電報は郵便局で扱っていた)から発信されるものが多かったのです。
「ハッシン、テイコクホテルナイユウビンキョク」
・・・という電報を、いつも届けてくれる電報配達氏が、最敬礼して「帝国ホテルから電報です」とうやうやしく渡してくれるのには恐縮したものです。
もともと帝国ホテルは日本の上流階級のシンボル的存在でした。
敗戦で民主主義の世になったといっても、敗戦後間もない頃は以前の印象がまだまだ残っていました。
これはまだかくれん棒のような照明がなかった頃の話です。
電報といえば当時の電報には「ウナ」電という扱いがありました。
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