植物は本当に重要なのか 9
彼女は、人間と植物とのかかわりに関心を寄せる植物民族学者です。
フルーレットの分析によれば、北タンザニアのシャンバー族の人々は、いろいろな方法で植物を食糧以外の目的で使用しているといいます。
これらの人々の生活様式は、西欧的な意味合いでは決して進んでいるとはいえませんが、工場製品を積極的に取り入れた生活が行なわれてもいます。
しかしそうであっても、その日々の生活様式は、「その土地が生む」たくさんの産物を抜きにしては成り立たないものです。
そのような産物は、生のままのものもあれば、商品として製されたものもあります。
シャンバー族が住んでいるのは、ウサンバラ山地の高地で、小さな村をつくったり、または住居集団のようなものをつくっています。
1940年代までは、この地域をおおう広大な森林は手つかずのようでした。
今日では、その森林はほんのわずかしか残っていず、わずかに残った森林さえ農地に転換させられようとしています。