植物は本当に重要なのか 7
できるだけたくさんの、そうした保護地区の設置を望みながらも、一方で、現代の科学技術と人間の努力によって、いわゆる「箱舟」をつくれるのではないか、という思いがあります。
それは未来の世代のために絶滅の危機にある種を残してあげられるような「箱舟」です。
つまり、わたしは低温遺伝子バンクの設置のことを言っているのです。
大部分の種子や胞子は、低温遺伝子バンクに収蔵されることにより、何千年も冷凍保存でき、未来に解凍して発芽させることが可能です。
すでにいくつかの貯蔵バンクが存在していますが、この低温貯蔵技術のノウハウがほとんど利用されてこなかったのです。
低温遺伝子バンクの設置に際しては、たいした経費がかかるわけではなく、それほど熟練を必要とするわけでもありません。
それについてはまた次の機会に述べることになるでしょう。