気持ちを軽くする方法 3

赤ちゃんが欲しかったパートナーは、もう子どもができないという喪失感と必死で戦っているかもしれません。


あなたの幸せに責任を感じているパートナーは、あなたの悲しみように圧倒されているかもしれません。


両親はとかく娘のことを思いやって悲しむものです。


両親にとってあなたは特別な存在だから、たとえすでに孫がいたとしても、孫(あなたの子ども)が欲しかったのかもしれません。


周囲の人の悩みが深ければ深いほど、その人があなたの欲求に応えることは難しくなります。


パートナーや両親といった、あなたの人生にとって大事な人たちは、あなたのことを親身になって考えていても、何もいわないか的外れのことをいうかもしれません。


それは、その人たちが自分の気持ちと戦っているためか、何をいっていいかわからないためです。


子どもが欲しくてたまらないことをあなたがほかの人に打ち明け、不妊治療を受けている間や、何度も流産したときや、養子をとろうとしていたとき、その人が何年にもわたってあなたと一緒に一喜一憂してきた場合、その人は心からあなたに子どもを持たせてあげたいと思っているかもしれません。


だから、あなたがもうおしまいにすると決断しても、その人はあきらめないかもしれません。

気持ちを軽くする方法 2

新しい高速道路建設のために州が受け取る助成金の変更を国が提案するといった、直接自分に影響のない問題なら、人は客観的に議論できます。


小さな町にパーキングメーターを設置するといった、自分に直接影響のある問題の場合、客観的に議論するのはそう簡単ではありません。


また、自分の大事な人が問題に関係しているかどうかで反応が分かれます。


知り合いに発達障害者がいない場合、そうした人々に対する福祉予算を削ることは客観的に話せます。


もし自分の妹が障害者で、そのための作業所が閉鎖されるとなったら、わたしたちは感情的に話すでしょう。


あなたに子どもがいないという問題は、あなたのことを大事に思っている人たちにとってデリケートな問題です。


そうした人たちがときに的はずれの反応を見せたからといって、驚かないでください。


夫、両親、兄弟、姉妹といった身近な家族に話をするとき、忘れてはならないのは、彼らもあなたに子どもがいないことにまつわる悲しみ、失望、不安、罪悪感をそれなりに抱えているということです。


彼らもそのことで頭がいっぱいかもしれません。

気持ちを軽くする方法

女性が自分の気持ちを話しているとき、求めているのは、自分の感じていることが正当だと認めてもらうことです。


「つらいでしょうね」


「わかるわ」


「そんなに悲しい思いをしているなんて、気の毒に」


「あなたの気持ちを話してくれて嬉しいわ」といった返事からは、話を聞いた相手の気遣いが伝わります。


自分の悩みや心の傷みを打ち明ける女性は、人に問題を解決してほしいと思っているわけでも、ハッパをかけてほしいわけでもありません。


信頼のおける友人に話を聞いてもらい、自分が表現した気持ちに共感してほしいだけなのです。


人が物事に客観的に反応するか、感情的に反応するかは、二つの要素が影響します。


ひとつめの要素は、問題がどれだけデリケートかということです。

人材と企業派閥 4

ついこのあいだみたテレビの特集では、皆淡々と、すがすがしく記者のインタビューに応じていました。


「初めの半年くらいは不自由や勝手がわからず、まごつくこともありましたが、慣れればチョンガー生活もいいものですよ」


週日はもちろん土曜、日曜でも家族サービスで煩わせられません。


毎日の帰宅が遅くても女房に文句をいわれません。


夜テレビを独占できます。


好きなことを充分やれる時間があります。


東京にくらべて通勤時間が圧倒的に短いのです。


・・・これらの利点を利用して、富山支店にいた私の後輩は川柳を勉強しました。


富山に行くまでは、すこし興味をもって新聞の川柳欄をみる程度でしたが、富山に行ってからは5年間特別に先生にはつかなかったのですが、独学で川柳の勉強をしました。


夜のつきあいさえ簡単にすませば、時間はたっぷりあります。


古川柳の勉強はもちろん、俳句や狂歌の基礎まで手を広げ、川柳の基本をマスターしました。


その結果最近では新聞雑誌に投稿し、3つに1つは採用されるようになりました。


人材と企業派閥 3

サラリーマンの単身赴任は、日本の現状や生活環境では社会的必要悪とみられないこともありません。


住宅ローンや教育事情など、すくなくともサラリーマン自身の勝手やわがままでない要素が大きいのです。


ぜひ別居手当や単身赴任者の帰宅旅費は非課税にすべきでしょう。


爽海道新幹線のひかり号には、代議士の金帰火来とは逆に、金曜日の上り、日、月曜日の下りに単身赴任者専用列車のような特別ダイヤがあるといいます。


一見惨めで暗い印象をうけますが、車内は案外に明るいようです。


"オレだけじゃない"という群衆心理と仲間意識の満足感があるのでしょうが・・・


乗り合わせている単身赴任族ははっきり割り切っています。


"これがサラリーマンの宿命"とまでは思っていないでしょうが・・・


"いまさらうじうじ文句をいってみてもしかたがない"くらいには諦観しているのでしょう。


人材と企業派閥 2

冷房車に乗り損う要領の悪さはまだしも、整列乗車のときに前のほうに並んでいても座れなかったり、乗換階段でいつも流れに逆らって立往生するなど、戸惑うだけではなく、忌々しい思いをすることも多いですが・・・


一方、皆と一緒にワイワイやっているという喜びや大勢のなかにいるという安らぎもあるのがいいですね。


彼は富山支店には単身赴任でした。


月に2回くらい東京へ帰り、2ヵ月に1回は奥さんが季節物の入れ替えや身辺の整理をかねて富山へきましたが、案外東京との往復は億劫だったようです。


「汽車賃や飛行機代、ときには夜行寝台を利用することもありましたが、1回帰ると交通費だけでも往復3万円かかりますんでね。


これはなんとか必要経費として、課税所得から控除してもらえんもんですかね」


ふつう単身赴任の場合は、どこの会社でも特別手当をだしているようですが、せいぜい交通費をカバーする程度です。


しかし、"手当"であるが故に、これも給与所得の一部となり、課税されます。


月10万円として1年で120万円を、かりに年収600万円に加算されると、所得税、住民税などの累進課税でほとんどとられてしまいますう。


したがって120万円貰っても手取りはゼロに近く、これでは夫婦で年2、30回の往復交通費にもなりません。


人材と企業派閥

会社内に派閥があるのならば、派閥自体が成長期にあるのか、成熟期・衰退期にあるのか・・・


はたまたその段階にふさわしい人材を擁しているのか・・・


もし衰退期で、人材も過去の遺物なら放っておいて派閥の自然消滅を待つのが最善の方策でしょうが、これから股盛をきわめる可能性があるなら、社運を賭しても禍根を絶つべきでしょう。


「なるほど、社内の禍根を絶つにもいろいろ方法もあり、詰めなければならない点もあるんですね。


私は単純に吹き出してきたおできを切りとるタイミングしか考えていませんでしたけど・・・」


青年社長は腕組みをしながら、ひとりうなずいていました。


単身赴任富山支店に転勤していた後輩が5年ぶりに戻ってきて言うに、


「やはりサラリーマンは通勤定期をもって、満員電車で押されないと、生活の張りや生き甲斐が感じられませんね」


・・・との感想があります。


彼は富山支店での5年間、市内の中心にある独身寮に入り、毎日5分ほど歩いて通勤していたので、電車で通うのは久しぶりだと懐かしがっていました。


「人間というのは廃用萎縮といいますか、身体も能力も使わないと簡単に衰えるものですね」。

ホテルの照明 2

電報を依頼する頼信紙(電報発信依頼用紙)の指定欄にウナという略号を記入すると至急報の扱いになるわけです。


もちろん別料金になりますが・・・


日本全国どこへでも2時間くらいで届き、24時間夜中でも配達されるという、お上の意識が濃厚にあったお役所の仕事としてはサービスの行き届いたよい制度で盛んに利用したものでした。


電報が連絡に便利といっても、こちらから発信するには郵便局に行かなければなりません。


一般の郵便局は午後5時に閉まるので、それ以後は中央郵便局か遅くまで開いている特別な郵便局を探さなければなりません。


フリーランスで毎日のように違う劇場で仕事をしている私にはどうしても電話が必要です。


当時は焼失電話(家と共に焼けた電話、または電話機は残ったが回線が焼けた電話)を持っている人でも復旧がいつになるかわからないという状況でしたから、もちろん新設電話の申し込みなどとんでもない話でした。


・・・とにかく電話線が焼けて回線がないのですからどうしようもありません。


なにしろ、まだかくれん棒のような照明がなかったのです。


そのうちに新設電話の受け付けだけはしてくれるというので電話局に行きました。


ホテルの照明

当時私が多く仕事をしていた有楽座、日本劇場(今はない)、帝劇(旧)、日比谷公会堂などの連絡電報・・・


これは、その地域の中心にあった帝国ホテルの中の郵便局(NTTの前身電信電話公社ができる前の逓信省の時代、電報は郵便局で扱っていた)から発信されるものが多かったのです。


「ハッシン、テイコクホテルナイユウビンキョク」


・・・という電報を、いつも届けてくれる電報配達氏が、最敬礼して「帝国ホテルから電報です」とうやうやしく渡してくれるのには恐縮したものです。


もともと帝国ホテルは日本の上流階級のシンボル的存在でした。


敗戦で民主主義の世になったといっても、敗戦後間もない頃は以前の印象がまだまだ残っていました。


これはまだかくれん棒のような照明がなかった頃の話です。


電報といえば当時の電報には「ウナ」電という扱いがありました。


予言と占易の流行


「民は民に、国は国にさからいて起たん。


また処々に飢饉と地震とあらん。


・・・これらの日のなやみの後ただちに日は暗く、月は光をはなたず、星は空よりおち、天の万象ふるい動かん。


そのとき人の子の兆、天にあらわれん」


・・・中国では大むかしから天に依頼する思想が流布して、予言を研究する風が生じました。


殊に漢末五代の紛乱で、世のなか一日として曇如たることが無かったから、その不安に対処するために、勢い予言・占易が大いに流行したのです。


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